GUIDE FOR NEW SALONS

開業をお考えの方へ。
機器は、買う前に決めることがあります。

業務用の美容機器は、決して安い買い物ではありません。それなのに、 「どれが人気か」から選び始めてしまい、開業後に使わなくなる——という話をよく伺います。 このページでは、機器を選ぶ前に決めておくこと、費用の考え方、 買ってから後悔しやすい点を、輸入卸の立場から整理しました。 当社の商品を勧める前に、まず判断材料としてお使いください。

エステサロンの開業には、どんな機器が必要ですか?

台数から考えるのではなく、出すメニューから逆算してください。まず「どのメニューを主力にするか」を1つ決め、それを完成させるために必要な機器だけを揃えます。開業資金は物件・内装・機器・備品・運転資金の5つに分かれ、もっとも忘れられやすいのが運転資金です。機器に出してよい金額は「単価 × 月の人数 × 回収したい月数 - 消耗品の費用」で逆算できます。

3 DECISIONS

機器を選ぶ前に、決める3つのこと

この3つが決まっていないまま機器を見に行くと、説明を聞いた順に良く見えてしまいます。 先に決めておけば、比較の軸ができます。

01

誰に来てほしいか

年齢層・性別・地域。ここが決まると、必要な施術がおのずと絞られます。「全員に来てほしい」は、結果として誰にも刺さらないメニューになります。最近は男性のお客様が増えており、施術者が肌に触れない機器のほうが案内しやすいという声もあります。

02

どのメニューを主力にするか

主力は1つで構いません。むしろ1つに絞ったほうが、集客でも施術者の習熟でも有利です。主力が決まれば、それを完成させるために必要な機器だけを買えばよくなります。何が検索されているかから逆算する方法は、サロン集客ワード別 メニュー設計ガイドにまとめています。

03

いくらで出すか

施術時間と単価を先に決めます。1日に何人受けられて、月にいくらになるか。ここから逆算すると、その機器に出してよい金額が見えます。機器の価格を先に見てから単価を考えると、順番が逆になります。

EQUIPMENT TYPES

業務用美容機器の種類と、担う役割

大きく分けると、業務用の美容機器は次のように整理できます。 すべてを揃える必要はありません。主力メニューに必要なものから順に。

フェイシャル系洗浄・角質ケア・導入・仕上げなど、お顔の施術に使う機器。もっとも種類が多く、サロンの主力になりやすい領域です。
LED(光)系光を当てる工程で使う機器。非接触で施術者の手が空くため、他の施術と並行して回せるのが運用上の特徴です。単品でも、コースの仕上げ工程としても組み込めます。
導入系(MTS・エレクトロポレーション等)化粧品を肌に届けやすくする工程で使う機器。専用の製剤とセットで運用します。
痩身系ボディ施術に使う機器。フェイシャルとは客層も施術時間も異なるため、両方を同時に立ち上げるのは負荷が高い点にご注意ください。
肌診断・カウンセリング系施術そのものではなく、提案とリピートのための機器。カウンセリングの説得力が変わるため、単価の高いコースを扱う場合に効いてきます。
脱毛系取り扱いに注意が必要な領域です。レーザーで毛の組織を破壊する施術は医療行為に当たり、医師でなければ行えません。導入を検討する場合は、機器の仕様と施術範囲を必ず確認してください。

当社が扱っているのは、このうちLED(光)系・導入系・フェイシャル系を中心とした 韓国メーカーの業務用機器と、それに使う専用製剤です。 詳しくは韓国の業務用美容機器 輸入・卸売のページをご覧ください。

BUDGET

開業資金のうち、機器にいくらかけるか

「開業資金はいくら必要か」に、一律の答えはありません。 物件の家賃も、内装をどこまで入れるかも、地域と規模でまったく違うためです。 相場をお伝えするのは、かえって判断を誤らせます。
そこでこの項では、当社が確実にお答えできる「機器にいくらまで出してよいか」の 出し方だけを書きます。

開業資金は、5つに分かれる

まず、お金が出ていく先を並べます。順番が大事です。

① 物件保証金・礼金・仲介手数料。自宅サロンなら、ここが大きく変わります。
② 内装・設備施術室の造作、シャワー・給排水、電気工事。業務用機器を入れるなら、電源の確認をこの段階で。
③ 機器本項の対象。ここは最後に決めます。①②が固まらないと、出せる金額が決まりません。
④ 備品・消耗品ベッド・タオル・化粧品・専用製剤。毎月かかり続けるのはここです。
🔴 ⑤ 運転資金もっとも忘れられるのがこれです。家賃・人件費・仕入れは、売上が立つ前から出ていきます。ここを削って機器を買うと、開業して数か月で苦しくなります。
🔴 機器は③であって、①ではありません。 良い機器から先に決めてしまうと、運転資金を削ることになります。 ⑤を先に確保して、残りで③を考えてください。

機器に出してよい金額は、逆算で出す

「いくらの機器なら買えるか」ではなく、「その機器で、いくら稼げるか」から逆算します。 必要なのは3つの数字だけです。

01

そのメニューの単価を決める

機器を使うメニューを、いくらで出すか。まだお店が無くても決められます。近隣の相場と、自分の客層から。

02

月に何人受けられるかを出す

施術時間から、1日に何人。営業日数をかけて、月に何人。ここは希望ではなく、物理的に回る数で。

03

何か月で回収するかを決める

ここが判断の分かれ目です。12か月か、24か月か。短く見るほど、買ってよい金額は下がります。

この3つが出れば、答えは掛け算で出ます。

単価 × 月の人数 × 回収したい月数 - 消耗品の費用 = その機器に出してよい金額

計算の例(数字はすべて仮のものです)
単価 8,000円のメニューを、月に30人。→ 月 240,000円
うち専用製剤などの消耗品が1人1,000円かかるとすると → 月 210,000円が手元に残る
12か月で回収したいなら → 約252万円までは出せる計算になります。

※ ここから家賃・人件費などを引く必要はありません。その機器が生む分だけを見る計算です。

この計算をすると、たいていの機器は「買える」という答えになります。 問題は金額ではなく、02の「月に何人」が本当に埋まるかのほうです。 だから最初に決めるのは機器ではなく、誰に来てほしいか・どのメニューを主力にするかなのです。

開業時に、機器を揃えすぎない

主力メニュー1つ分だけ買う

開業時に必要なのは、「これで来てもらう」と決めた1つを完成させる機器だけです。2つめ以降は、売上が立ってからで間に合います。

消耗品の「毎月」を必ず入れる

本体は一度きりですが、専用製剤や消耗品は毎月出ていきます。1施術あたりいくらかを先に出し、単価に反映できるかを確認してください。

電源とスペースを先に確認

業務用機器には、一般家庭のコンセントで使えないものもあります。内装工事の前に仕様を確認しておくと、後から電気工事をやり直さずに済みます。

資金調達は専門家へ

融資・補助金・税務については、当社は専門ではありません。金融機関・税理士・商工会議所など、専門の窓口にご相談ください。当社がお答えできるのは機器の部分です。

COST

購入・リース・レンタル・中古、どれを選ぶか

同じ機器でも、手に入れ方によって負担のかかり方がまったく違います。 開業直後は売上が読めないため、ここの判断が資金繰りを大きく左右します。
※ 当社は販売のみを行っており、リース・レンタル・中古機器のお取り扱いはありません。判断の材料としてご覧ください。

購入長く使うほど有利。保証・部品供給・修理対応が付くのが通常です。初期の支出は大きくなります。主力にすると決めた機器は、購入が基本。
リース初期費用を抑えつつ、契約期間にわたって使えます。途中解約ができないのが一般的なため、契約期間と解約条件を必ず確認してください。
レンタル短期間で試せるのが利点。長く使うほど総額では割高になります。開業直後、まだメニューが固まっていない時期の選択肢です。
中古価格は抑えられますが、保証・部品供給・修理対応が付かないことが多いのが最大の注意点です。故障はいつか必ず起きます。そのとき営業を止めることになる点を織り込んで判断してください。
🔴 本体価格だけで比べないでください。 消耗品・専用製剤の継続費用、保証期間、修理時の対応、研修の有無を含めた 数年間の総額で比べると、順位が入れ替わることがよくあります。 本体が安くても、消耗品が毎月かかる機器は数年で逆転します。
PITFALLS

買ってから後悔しやすい、5つのパターン

輸入卸として多くのサロン様と話すなかで、繰り返し伺う話をまとめました。

①「多機能=お得」で選んでしまう

1台に多くの機能が入った機器は割安に見えます。しかし実際に使うのは1〜2機能というケースが少なくありません。使わない機能の分まで払っていることになります。主力メニューに必要な機能が十分かどうかで選んでください。

②消耗品の継続費用を計算していない

専用の製剤やチップが必要な機器は、本体を買ったあとも毎月費用がかかります。1施術あたりいくらかかるかを先に出し、それを単価に反映できるかを確認してください。ここを詰めずに導入すると、施術するほど利益が薄くなります。

③壊れたときのことを聞いていない

保証期間・修理の窓口・代替機の有無・部品の供給元。この4点を購入前に確認してください。特に輸入品は、販売元がメーカーと直接つながっていないと、修理に数か月かかることがあります。

④施術者が使いこなせない

機能が多い機器ほど、習熟に時間がかかります。スタッフを雇う予定があるなら、教える側の負担まで含めて考えてください。研修が付いているか、あとから追加でお願いできるかも確認点です。

⑤メニューに落とし込めていない

もっとも多いのがこれです。機器は入ったが、メニュー名も価格も決まっていない。結果、既存メニューの「おまけ」になり、単価が上がりません。導入前にメニュー名・施術時間・単価まで決めておくのが理想です。メニュー設計の考え方はこちら

「人気ランキング」の読み方

「業務用美容機器 人気」で検索すると多くのランキングが出てきますが、掲載元が販売会社であることが少なくありません。ランキングそのものを否定はしませんが、誰が、どんな基準で順位を付けたかを確認したうえで参考程度に留めるのが安全です。

WHY KOREA

韓国メーカーの機器という選択肢

ホットペッパービューティーの検索データでは、ハーブピーリングが10〜30代女性の2位に入っています。 こうした施術の多くは韓国発で、日本のサロンに広がってきました。 韓国製の機器を検討する方が増えているのは、この流れが背景にあります。

正規ルートかどうかを、必ず確認する

韓国製の機器で最も差が出るのがここです。並行輸入品や個人輸入品は、保証も部品供給も受けられないことがあります。販売元がメーカーとどういう関係にあるか(総代理店か、卸から仕入れているだけか)を購入前に確認してください。

LED(光)系は、運用面で組み込みやすい

非接触のため施術者の手が空き、他の施術と並行して回せます。既存メニューの仕上げ工程として足す形なら、オペレーションをほとんど変えずに単価を上げられます。当社の主力である OMEGA PDT は、日本総代理店として取り扱っています。

当社の立ち位置

株式会社CRE8plusは福岡に本社、ソウルに現地法人を持つ輸入卸です。韓国メーカーと直接契約し、機器・専用製剤・消耗品を国内のサロン様・クリニック様へ卸しています。会社概要はこちら

導入して終わりにしない

導入時の研修では、操作方法だけでなくメニューへの組み込み方・単価の考え方まで一緒に組み立てます。開業前の段階でのご相談も承っています。

BEFORE YOU OPEN

開業前に、確認しておきたいこと

機器の話とは別に、開業前に一度は確認しておきたい点を挙げます。 判断に迷う場合は、所轄の窓口や専門家にご確認ください。

資格・許可エステティックサロンの開業そのものには、国家資格も営業許可も必要ありません。ただし施術内容によっては別の免許が要ります。
美容師・理容師免許まつげエクステは美容師免許カミソリを使う顔そりは理容師免許が必要です。
医療行為との線引きレーザーで毛の組織を破壊するような施術は医療行為に当たり、医師でなければ行えません。機器を選ぶ際は、仕様と施術範囲を必ず確認してください。
継続的な契約(回数券・コース)エステティックは特定商取引法の「特定継続的役務提供」に該当します。期間が1か月を超え、かつ金額が5万円を超える契約には、書面の交付など事業者側の義務があります。回数券やコースを設計する前にご確認ください。
広告・メニュー説明の表現美容機器は医療機器ではないため、効果・効能を断定する表現は使えません。予約サイト・SNSに掲載する前の注意点はメニュー設計ガイドにまとめています。
保健所への確認取り扱いは自治体・業態によって異なります。開業予定地の保健所に一度ご確認いただくのが確実です。
※ 本項は2026年8月時点の一般的な整理であり、個別の事案について適法性を保証するものではありません。 最終的な判断が必要な場合は、所管の窓口や専門家にご確認ください。
FAQ

よくあるご質問|開業と機器導入について

エステサロンの開業に、資格や許可は必要ですか?

エステティックサロンの開業そのものに、国家資格や営業許可は必要ありません。ただし施術の内容によっては別の免許が必要になります。まつげエクステは美容師免許、カミソリを使う顔そりは理容師免許が必要です。また、レーザーで毛の組織を破壊するような施術は医療行為に当たり、医師でなければ行えません。自治体によって取り扱いが異なる場合がありますので、開業前に所轄の保健所へご確認ください。

自宅サロンでも業務用の機器を導入できますか?

導入できます。確認していただきたいのは、電源(消費電力とコンセントの形状)、機器を置くスペース、そして施術ベッド周りの動線の3点です。業務用機器のなかには一般家庭のコンセントで使えないものもありますので、購入前に仕様をご確認ください。当社取扱いの機器については、設置条件を事前にご案内しています。

開業のとき、機器は何台くらい必要ですか?

台数から考えるのではなく、出すメニューから逆算するのが確実です。最初に決めるのは「どのメニューを主力にするか」で、そのメニューを完成させるために必要な機器だけを揃えます。多機能な機器を1台入れるより、主力メニューを1つ完成させるほうが、集客でも施術者の習熟でも有利に働きます。

中古やレンタルでもよいですか?

それぞれに利点があります。中古は初期費用を抑えられますが、保証・部品供給・修理対応が付かないことが多く、故障したときに営業を止めることになります。レンタルは短期間で試せる一方、月額が続くため長く使うほど総額では割高です。開業直後で売上が読めない時期に短期で試すならレンタル、主力として長く使うと決めた機器は購入、という使い分けが現実的です。なお当社は販売のみを行っており、リース・レンタル・中古機器のお取り扱いはありません。判断の材料として整理しています。

業務用美容機器の値段は、どのくらいが目安ですか?

機器の種類によって幅が大きく、一律の目安をお伝えするのは適切ではないため、当社では個別にお見積りをお出ししています。判断していただきたいのは本体価格だけではありません。消耗品・専用製剤の継続費用、保証期間、修理時の対応、研修の有無を含めた総額で比べてください。本体が安くても消耗品で毎月かかる機器は、数年で逆転します。

韓国製の機器は、故障や部品供給が心配です。

もっとも重要なのは、その機器が正規のルートで入っているかどうかです。当社は韓国メーカーと独占販売契約を結んだ日本総代理店として輸入しており、部品の供給・修理・技術的な問い合わせをメーカーと直接やり取りできる体制をとっています。並行輸入品や個人輸入品は、保証も部品供給も受けられないことがありますので、購入前に販売元とメーカーの関係をご確認ください。

機器の使い方が分からなくても大丈夫ですか?

導入時に研修を行っています。操作方法だけでなく、既存メニューへの組み込み方、メニュー名の付け方、単価の考え方まで含めてご相談いただけます。機器はお渡しして終わりではなく、売上につながる形にするところまでが導入だと考えています。

開業前の段階でも相談できますか?

はい、承っています。物件を探している段階、メニューを考えている段階でも構いません。「どの機器を買うか」より前に「どんなサロンにするか」を伺ったうえで、必要な機器と、いま買わなくてよい機器を一緒に整理します。お問い合わせフォームまたはLINE公式アカウントからご連絡ください。

エステサロンの開業資金は、いくらぐらい必要ですか?

一律の金額をお伝えするのは適切ではありません。物件の保証金も内装費も、地域と規模でまったく違うためです。相場をお伝えすると、かえって判断を誤らせてしまいます。当社がお答えできるのは機器の部分です。考え方としては、開業資金は「物件」「内装・設備」「機器」「備品・消耗品」「運転資金」の5つに分かれます。このうちもっとも忘れられやすいのが運転資金で、家賃も人件費も売上が立つ前から出ていきます。運転資金を先に確保したうえで、残りで機器を考えるのが安全な順番です。

機器には、開業資金の何割まで使ってよいですか?

割合ではなく、回収の計算で決めることをおすすめします。必要な数字は3つだけです。そのメニューの単価、月に受けられる人数、そして何か月で回収したいか。「単価 × 月の人数 × 回収したい月数 - 消耗品の費用」が、その機器に出してよい金額の目安になります。この計算をすると、たいていの機器は「買える」という答えになります。本当の論点は金額ではなく、その人数が実際に埋まるかどうかのほうです。

融資や補助金の相談にも乗ってもらえますか?

融資・補助金・税務については、当社は専門ではありません。金融機関、税理士、商工会議所など、専門の窓口にご相談ください。当社がお答えできるのは機器に関する部分です。見積書が必要な場合はお出しできますので、お申し付けください。

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「どの機器がいいか」より前に、「どんなサロンにするか」からお聞きします。必要な機器と、いま買わなくてよい機器を一緒に整理します。物件を探している段階でも構いません。

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